2022年01月18日
2022年01月17日
国宝禅室
禅室は奈良時代に僧侶が住む僧房として建立されました。僧房は東西に長い建物だったが、1244年に改築され東端部分が本堂、それ以外の西側部分が禅室になりました。なお2000年に元興寺文化財研究所は禅室の部材を年輪年代測定法で調査すると582年に伐採された樹木が使用されていると発表しました
休憩所
境内を歩いているとお寺の方から声がかかり、寒いのでストーブのある休憩所で休んでいってくださいという暖かいお声をいただきました
奈良時代の屋根瓦
極楽坊は奈良時代の僧坊を鎌倉時代に改造したもので、現在も柱や天井材には奈良時代の古材が使われていますし、屋根瓦も飛鳥時代〜奈良時代に作られた瓦がいまだに一部使われています
浮図田
浮図田は本堂・禅室南側にあります。浮図田には約2千5百基の石塔や石仏が整然と並べられています。「浮図」は仏陀のことで、浮図田は仏像・仏塔が稲田のごとく並ぶ並べられた様子を表しています
五重小塔と五重大塔
元興寺総合収蔵庫にあるのが奈良時代に創建された高さ5.5ｍの国宝五重小塔。一方かつて元興寺には推定57mもの五重大塔がそびえ立っていたといいます。しかし1859年に民家の火災により焼失しました
2022年01月16日
極楽坊本堂
元興寺に到着。しかしこの門からは入れず東側に回ります。境内では目の前に極楽坊本堂があり中に入れます。元興寺（がんごうじ）の創建は718年。平城遷都にともない飛鳥の地にあった日本初の本格的寺院・法興寺が平城京に移され、その寺名を「元興寺」と改めたのが始まりです。南都七大寺の一つにも数えられる大寺院だった元興寺が、隆盛を極めた奈良時代の寺域はとても広大で現在「ならまち」と呼ばれているエリアも元興寺の境内地でした
裏口から出る
庭園に入るときに奈良ホテル側に裏口があり外に出られると聞いていたのでそこから出ました。出たところに聖ラファエル教会がありました
2022年01月15日
旧大乗院庭園ー５
その後庭園はどうにか生きながらえ、個人宅の敷地などを経て奈良ホテルを運営する関西鉄道・鉄道院・国鉄と所有者が移り変わり、現在はJR西日本の所有となっています
旧大乗院庭園ー４
明治維新・廃仏毀釈の頃になると荒廃著しく、最終的には廃寺となり現在は「お寺」そのものについてはその痕跡すらほとんど残されていない状況となっています
旧大乗院庭園ー３
大乗院自体は1087年に創建され、当初は現在の奈良県庁や裁判所等がある周辺に立地していましたが、1180年の南都焼き討ちの後に現在の位置に移転され、その後の徳政一揆等で寺院が荒廃した際の復興の一環として庭園が設置されたと言われています
旧大乗院庭園ー２
この庭園はその名の通りかつて興福寺の門跡寺院として存在していた「大乗院」に付属する庭園として、京都の寺院や御所の作庭も行った有名な庭師である「善阿弥」が15世紀の半ばに造り上げた浄土式の庭園となっています
旧大乗院庭園
名勝旧大乗院庭園（だいじょういんていえん）は、「ならまち」の町並みに囲まれた奈良ホテルの南側一帯に広がる日本庭園です
名勝旧大乗院庭園へ
次の日は「ならまち」見学のためにタクシーでまず「名勝旧大乗院庭園」へ向かいました。方向感覚が分からなくなり運転手さんは間違えたのではないかと思いましたが無事に到着
